「クリティカル・シンキングとロジカル・ライティング」
【日 時】 平成25年 4月19日(金) 18:30~20:30
【場 所】 かながわ県民活動サポートセンター会議室304号室(45人)
【内 容】
テーマ:~クリティカル・シンキングとロジカル・ライティング~
公立大学法人 横浜市立大学附属病院 歯科・口腔外科・矯正歯科 技工室 早川 浩生 氏
〒236-0004 神奈川県横浜市金沢区福浦3-9 TEL:045-787-2800(内線3112)
【参加料】 会場使用料及び準備費として¥500徴収させて頂きます。
【懇親会】 ¥3.000(希望者のみ)『予約の都合上、出席される方はお知らせ願います』
クリティカル・シンキングとロジカル・ライティング
公立大学法人 横浜市立大学附属病院 歯科・口腔外科・矯正歯科 技工室
早川浩生
データや権威に対して無条件(無批判)に納得して短絡的に結論を出してしまう(鵜呑み)のではなく,批判的な視点を醸成して自己責任のもとに判断するための洞察力を持つ姿勢が求められていると思います.それは様々な経営判断や顧客への説明時などにとどまらず日常の全ての生活の中においても有用な,個々人が意識して会得しけなければならない素養といえます.
数値や統計のトリック,詭弁,論点のすり替え,権威付け,風評,情緒的感情,曖昧さなどに流されることなく本質を見抜く視座は自身で磨かなければなりません.情報の「理解・選択・決断」には“客観的な良い思考”が必要です(クリティカル・シンキング).また,わかりやすく論理的に伝えるための技術や方法も修得しけなければなりません.とかく文章や言葉は独り歩きを招きやすいものです.思い込みや誤謬を避けて,誤解されない文章を書くことは自らの思考を正しく他者に伝達するために必要なことです(ロジカル・ライティング).
これらを身に着けることにより世代間や時間軸をも越えたコミニュケーションをもたらし,効果的な交渉力や説得力を駆使することが出来ます.また会議時間の短縮や組織の意思決定,さらには企業の成長戦略にも有用です.クリティカルな思考法は,ビジネスパーソンとしての現代人が正しいメタ認知のもとに自己の「思い込み・決め付け・浅薄な理解」による思考停止を排除し問題解決(能)力を高めるための必須スキルといえるのではないでしょうか.
今回はLogical Thinking(論理的な思考)の基盤の上に立脚したCritical Thinking(批判的思考-<論理的かつ構造的>)の考え方に言及し,またLogical Writing(論理的な書き方)について現時点における自分なりの解説をさせていただきます.また,これらのために役立つツールとしての論文検索手法についても少し紹介させていただきます.