「咬合の保持に主眼を置いたリテーナー義歯の技工」
【日 時】
平成26年 7月18日(金)午後6時30分~午後8時30分
【場 所】
一般社団法人 神奈川県歯科技工士会事務所 大会議室
横浜市西区平沼1-40-17 (モンテベルデ横浜201号)
【内 容】
◆テーマ 「咬合の保持に主眼を置いたリテーナー義歯の技工」
◆発表者 鶴見大学歯学部歯科技工研修科 河村 昇 氏
「咬合の保持に主眼を置いたリテーナー義歯の技工」
鶴見大学歯学部歯科技工研修科 河村 昇
リテーナー義歯(咬合保持装置,Occlusion retainer)は咬合の保持に主眼を置いた補綴装置で,歯を抜かずに守りながら咬合の崩壊を防ぎ,速やかに咀嚼機能と審美性を回復できる治療法として,鶴見大学歯学部臨床教授であり矢口記念大森ユニオン歯科院長の阿部 實先生により考案された.その適応症は広く,診断用や治療用の暫間義歯を必要とするケースや,即時義歯を必要とするケース,金属構造義歯を必要とするケース(すれ違い咬合,高度の咬耗症,低位咬合など),重度歯周病の二次固定装置(上顎歯列弓のフレアアウトの防止)など様々な症例に用いられている.
今回は,樹脂リテーナーの技工術式に加え,耐久性と二次固定効果の永続性を高める金属リテーナーへの置換までを紹介する.