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「歯科用CAD/CAMを活用した審美修復-セレックCERECシステムの臨床応用-」

第49回神奈川歯科技工ネット研究会レポート

 

「歯科用CAD/CAMを活用した審美修復 ―セレックCERECシステムの臨床応用―」

医療法人審美会 鶴見歯科医院副医院長 一之瀬昭太 先生 ご講演

 

レポーター: 青木 彰 ( 睦デンタルセラミック SEO )

 


 

去る2015年1月16日(金) 午後6時より標記講演会が横浜市西区の医療法人審美会 鶴見歯科医院にて行われ,続いて3組に分かれて施設の見学会が開催された.

 

P1090369.JPG

医療法人審美会 鶴見歯科医院について紹介させて頂きます.

歯科医師 18名(臨床研修指導歯科医師4名)
歯科衛生士 22名
歯科助手 10名
看護士1名
歯科技工士 12名
非常勤医師 9名
ユニットチェアー 40台
1日平均外来患者数 197名

 

まずは現代的な企業のオフィスを思わせる立派なビルの佇まいに圧倒された.2013年10月に現在の所に移転されましたが,旧歯科医院が有った場所からは川を隔てた反対側に7階建てのビルを購入し4階から7階までを歯科医院として地域歯科診療を行っています.今回は,各階の診療室見学と一之瀬副医院長からのCAD/CAMを活用した審美補綴について私たち見学者17名に対して特別に講演をして頂きました.

 

ご講演内容に於いては,診療室と医院内ラボの連携の利点を活用したセレックCERECシステムの臨床応用であった.で,ワンデートリートメントと称して口腔内スキャンを行いラボにデーターを送りラボ内に有るCAM機によりただちに完成するシステムを構築していました.このことにより作業模型は必要なく材料の節約にも繋がりセットまでの時間短縮に成り患者さんには来院回数が少なくなり大変喜ばれているそうです.

 

P1090372.JPG一之瀬副医院長の講演後は,医院内見学が行われた.7階診療室から始まり各診療室の見学をさせて頂いた.特に目を引いたのはインプラントオペを施術する部屋が滅菌室を挟んで二部屋有り感染管理に対して大変重要視している処が見受けられました.

 

その後場所をホテル横浜キャメロットジャパンに移し,小柳医院長と一之瀬副医院長も参加して頂き,神奈川歯科技工ネット研究会の2015年新年会を多くの方の参加のもとに開催出来ました.参加各位に感謝申し上げます.

 

 

 

 

各階の紹介

●7階診療室では,

質の高い歯科医療を皆様にご提供する為に,確実な診療に加え,皆様の満足が得られるよう心がけております.

 

●6階診療室では,

患者様に安心して治療を受けていただけるよう充分な説明と丁寧な治療を心がけています.虫歯や歯周病になりやすさには個人差があるのであなたに合った予防プログラムを担当の歯科医師・歯科衛生士がつくります. 虫歯や歯周病予防にはご自身による毎日のプラークコントロールと定期的に専門家が行う歯石の除去などのメインテナンスが必要の事です.

 

●5階総合受付

 

●5階こども歯科・矯正歯科では,

こどもの歯および口の病気の予防・治療と口の健康管理を行います.またこどもから成人までの歯並び,かみ合わせの治療を行っております

 

●5階インプラントオペ室

CTデータによる画像診断などを最大限活用し,インプラント治療の検査,診断,手術シミュレーションに利用されています.また衛生面では 感染には特に取り組んでいます.

 

●4階歯科技工室

当歯科技工室は鶴見歯科医院内にあるので診療室に歯科技工士が直接赴き,患者様とコミュニケーションを取る事によって,例えば白い歯にして欲しいとか,女性らしく丸みを帯びた形にとか,作り物に見えない様に自然な感じになど,ご要望を伺いそれにお応えする事が出来ます.又,セットの時でもご希望に合わなかった場合にはすぐに修正をして,できる限り満足して頂ける様,努力しております.そして,患者様に満足していただける事が私達歯科技工士の喜びでもあります.

 

小柳医院長(理事長)の言葉として ◇

 

P1090383.JPG鶴見歯科医院は横浜西区に開業して60年の歴史を持つ歯科医院です.鶴見歯科医院の歴史は,誠実な診療と理解ある患者様との共同作業により,積みあげてきた信頼の結果と思っています.日々の診療においては,待たせない歯科治療,来院回数を少なくする歯科治療,患者様サイドに立って考える歯科治療を目指します.歯科総合医院として地域医療に貢献し,患者様の笑顔を私たちの喜びと考え,進歩する歯科医療に日々研鑽[けんさん]を怠らず時代のニーズに応えてまいります.



■鶴見歯科医院の沿革

 

昭和20年7月 鶴見歯科医院開設

昭和27年7月 医療法人審美会設立

昭和38年4月 横浜歯科技工士学校設立

昭和48年2月~5月 横浜歯科衛生士専門学院設立

昭和48年6月 横浜歯科技工士学校と横浜歯科衛生士専門学院を

合併し横浜歯科技術専門学校とする

平成 9年~  歯科医師臨床研修施設

平成13年~  日本補綴歯科学会認定研修機関

平成15年~  連携医療機関提携

・横浜市立大学附属市民総合医療センター

・社会保険 横浜中央病院

・横浜市立市民病院

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

典拠: 医療法人審美会 鶴見歯科医院ウェブサイト より

 

 

このたびの開催にあたり快く受け入れて下さった小柳医院長と一之瀬副医院長および鶴見歯科医院のスタッフの方々に心より感謝いたします.

 

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横浜歯科技術専門学校 沿革(PDF)

 

 

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