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「~新成長戦略(基本方針)と歯科技工~」

【日 時】 平成22年5月13日(木) 19:00~21:00 
【場 所】 ㈱横浜トラスト歯科技工研究所 (横浜市神奈川区台町14-15 栄ビル2F)
【内 容】
・19:15-19:45
 テーマ:  ~新成長戦略(基本方針)と歯科技工~(日本の産業政策について)
 発表者: 藤田耕介 氏
     (株式会社 横浜トラスト歯科技工研究所) http://www.yokohama-trust.co.jp/
・19:45-21:00
 ディスカッションテーマ:「~新成長戦略(基本方針)と歯科技工~」

【参加料】 無料

 

鳩山内閣発足後に閣議決定された「新成長戦略(基本方針)」の中に「ライフ・イノベーションによる健康大国戦略」が示され、2020 年までの目標として『医療・介護・健康関連サービスの需要に見合った産業育成と雇用の創出、新規市場約45 兆円、新規雇用約280 万人』が設定された。
その主な施策の中から以下の3項目に注目してみた。

 

● 医療・介護・健康関連産業の成長産業化
(医療・介護・健康関連産業を成長牽引産業へ)
我が国は、国民皆保険制度の下、低コストで質の高い医療サービスを国民に提供してきた結果、世界一の健康長寿国となった。世界のフロンティアを進む日本の高齢化は、ライフ・イノベーション(医療・介護分野革新)を力強く推進することにより新たなサービス成長産業と新・ものづくり産業を育てるチャンスでもある。したがって、高い成長と雇用創出が見込める医療・介護・健康関連産業を日本の成長牽引産業として明確に位置付けるとともに、民間事業者等の新たなサービス主体の参入も促進し、安全の確保や質の向上を図りながら、利用者本位の多様なサービスが提供できる体制を構築する。誰もが必要なサービスにアクセスできる体制を維持しながら、そのために必要な制度・ルールの変更等を進める。

 

● 日本発の革新的な医薬品、医療・介護技術の研究開発推進
安全性が高く優れた日本発の革新的な医薬品、医療・介護技術の研究開発を推進する。産官学が一体となった取組や、創薬ベンチャーの育成を推進し、新薬、再生医療等の先端医療技術、情報通信技術を駆使した遠隔医療システム、ものづくり技術を活用した高齢者用パーソナルモビリティ、医療・介護ロボット等の研究開発・実用化を促進する。その前提として、ドラッグラグ、デバイスラグの解消は喫緊の課題であり、治験環境の整備、承認審査の迅速化を進める。

 

● 医療・介護・健康関連産業のアジア等海外市場への展開促進等が明記されている。
(アジア等海外市場への展開促進)
医療・介護・健康関連産業は、今後、高齢社会を迎えるアジア諸国等においても高い成長が見込まれる。医薬品等の海外販売やアジアの富裕層等を対象とした健診、治療等の医療及び関連サービスを観光とも連携して促進していく。また、成長するアジア市場との連携(共同の臨床研究・治験拠点の構築等)も目指していく。

 

着眼点
①CAD/CAM事業やバイオ系医療の観点から捉えた「近未来型歯科技工」は上記の新成長戦略と結び付けることが出来るのか?歯科技工を国益に適うものとして成長産業化させるためには、どのような行動を起こせばよいのか?
②産業育成と雇用の創出の施策から、新人歯科技工士に対する雇用助成金給付の可能性は有り得るのか?その具現化のためには、どのようなアプローチが有効であるか?
《聴覚障害のある歯科技工士には国より助成金(特定求職者雇用開発助成金)が支給される制度有り》

 

上記を議論して頂く前の確認事項(共通認識)として「日本の産業政策」について
調べたことを30分程度述べさせて頂く。

 

 

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