Dental Technological Evangelism 〔歯科技工技術のエバンジェリズム〕
【日 時】 平成25年 9月20日(金) 18:30~20:30
【場 所】 かながわ県民活動サポートセンター会議室304号室
【内 容】
テーマ: Dental Technological Evangelism〔歯科技工技術のエバンジェリズム〕
発表者: D. T. エバンジェリスト 仁科 匡生 氏
Dental Technological Evangelism
〔歯科技工技術のエバンジェリズム〕
D. T. エバンジェリスト
仁科 匡生
歯科医療にとって歯科技工技術は欠かすことのできない医療技術であり、Taggartの歯科鋳造に始まり、CAD/CAM/CAEに至るまで、およそ一世紀を超えて発展してきました。
この間、日本の歯科技工も、歯科技工士の養成・育成に始まり、歯科技工学会・歯科理工学会、また各学会・スタディグループなどにおいて学術的裏付けとなる研究および臨床的施術、すなわち理論と実際を議論しながら科学的歯科技工として成長・発展してきました。
とくに、そうした人体の一部として歯や顎顔面の欠損部を補綴または補助する装置を製作する医療技術であり、繊細で精密で正確さを基にミクロを追求した医療のものづくり技術の代表でもあります。
こうした歯科技工分野に自らの人生を共にしてみると、活きて大変誇りに思う一方、これらの技術は各分野の技術応用から成り立っていることにも驚いています。そのような貴重な歯科技工技術の他分野への応用となると、装飾や補聴器などがありますが、未だ十分、世に紹介され、また技術応用されているとは甚だ思いがたいところであります。
もちろん、歯科医療の一端を担うことは歯科技工士として当然でありますが、それだけでは、知る人ぞ知る技術であり、このような特殊医療技術があるにもかかわらず、世に出そびれてしまうことが多いのも現状であります。
そこで、こうした私たちの技術を他分野に技術応用、技術移転・輸出することこそ、歯科技工ならびに歯科技工士、両者の社会的存在と社会的立場の現しとなる大きな根源のひとつであると確信しています。
そうした経験豊かな歯科技工士たちこそ、「故きを温ね新しきを知る」、語り部として、他分野との技術会話・交流をビジネスの促進を図り、歯科技工技術の宣伝と普及、効用を知らしめるべきではないかと思います。そして、そうした方々が歯科技工技術のエバンジェリストとして活動することを推奨していきたいと思います。
そこで今回、この歯科技工のエバンジェリズムとは、エバンジェリストとは、小生なりのD. T. エバンジェリストとして、歯科技工技術の科学的裏付けを振り返りながら、これからのユビキタス社会に対応する「歯科技工」自身の世に出る、出世の夢を描きながら、皆様とデイスカションができればと思います。