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「歯科界に入って61年」 ~インプラント、CAD/CAMに至る~(特別講演会)

【日 時】 平成25年 10月18日(金) 午後6時30分~午後8時45分

 

【場 所】 社団法人 神奈川県歯科技工士会事務所 大会議室

横浜市西区平沼1-40-17 (モンテベルデ横浜201号)

 

【内 容】

テーマ: 「歯科界に入って61年」~インプラント,CAD/CAMに至る~

発表者:  和田精密歯研株式会社 代表取締役会長 和田 弘毅 氏

 

 


 

 

「歯科界に入って61年」 ~インプラント、CAD/CAMに至る~


 

和田精密歯研株式会社 和田 弘毅

 

昭和27年3月、香川県立高松工芸高校を卒業してすぐ、三金工業株式会社の加工部に、リンガルバー・パラタルバーの既製品を作る工員として入社した。この時代はサンプラチナ冠全盛時代で、サンプラキャップの既製品も作っていた。プレス加工による打抜き・絞り、それ以外にも、矯正用チューブのロール加工・伸線加工も一貫作業として行い、主たる業績は、サンプラチナの鈑と線で、クラウン用と矯正用ワイヤーとして売り上げを確保していた。

 

研究所もあり、“研究部に入れてほしい”と希望したが却下され、やむなく退職し独立することにした。5年間の在籍中に夜間の技工学校を3か月で卒業し、特例技工士の試験を受け、一番ではなくビリで合格した思い出がある。

 

その後、コバルトクロム合金、ニッケルクロム合金、エチルシリケートの埋没材、熱源の酸素プロパン等、すべての技工材料を自ら調達し、歯科材料商から購入したものといえばオサダのターボ型レーズだけで、その他の研磨器具は床屋の散髪用リューターのみであった。

 

自給自足・自社開発は5年間の三金工員生活で鍛えられていただけに、関西初の自社製コバルトクロム床は僅か3か月の準備で発売開始となったが、受注先がわからないので岡崎卓司先生にお願いし、岩崎歯科器材を紹介いただき、通常15%の手数料を20%支払い、模型を集めて貰ったが、最初の売上は8,000円であった事を覚えている。

 

そしてその後10年間、金属床専門ラボとして発展するが、得意先の梅田の由井一郎先生にポーセレン高熔フルベークを見せられ、将来は間違いなくポーセレン冠の時代となる事を確信し、金属床10年、ポーセレン10年、クラウンセンター10年、総義歯10年、大阪義歯センター、東京義歯センター、さらに1972年から宇部の山根稔夫先生、山口大学の山内寿夫教授の御二人とインプラントの研究に着手したのである。

 

何故、インプラントなのか?

 

 

以上

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