「3Dプリンターを活用した歯科技工」プロセス・パフォーマンス評価
【日 時】平成26年 9月28日(日)午後1時30分~
【場 所】鶴見大学会館(横浜市鶴見区豊岡町3-18)
【内 容】
◆テーマ「3Dプリンターを活用した歯科技工」プロセス・パフォーマンス評価
◆発表者 株式会社 横浜トラスト歯科技工研究所 代表取締役 藤田 耕介 氏
*今回の定例勉強会は第3回鶴見大学歯学部歯科技工研修科セミナーの一部となります.
「3Dプリンターを活用した歯科技工」 プロセス・パフォーマンス評価
株式会社 横浜トラスト歯科技工研究所
代表取締役 藤田耕介
近年の歯科技工業界における先進デジタル機器の発展は目覚ましいものがある.
取り分け歯科用CAD/CAMシステムはオープン化に伴い,高透過性ジルコニア加工において加速度的に普及している.また,2014年4月からは歯科切削加工用レジン材料によるCAD/CAM冠小臼歯部全部被覆冠が保険収載されている.
一方,これらで採用されている多軸制御の切削加工機に対して,歯科技工における積層造形技術による3Dプリンターの活用は,今後の展開に向けてのスタート地点にあり,改善を要する課題も多いとされている.
しかし,臨床現場において様々な角度から検討した結果,歯科における3Dプリンターの活用は「経済合理性」や「生産効率性」が非常に高く,今後の製作プロセスにおいて中心的存在になる可能性を多分に秘めていると感じている.
今回は,現在を歯科技工業におけるデジタル化時代への過渡期と捉えた上で,弊社が採用している3Dプリンター(DWS DIGITALWAX028D)の活用状況を提示し,そのプロセス・パフォーマンスを評価しながら今後の展開性を提示させて頂く.