CAD/CAMシステムの現状とラボ経営について(労働集約型産業からの脱却)
今回は,神奈川県歯科技工業協同組合様と共同開催になります.
【日 時】
平成28年 2月6日(土) 午後2時~午後5時(受付は午後1時30分~)
【場 所】
一般社団法人 神奈川県歯科技工士会事務所 大会議室
横浜市西区平沼1-40-17 (モンテベルデ横浜201号)
【内 容】
テーマ 「CAD/CAMシステムの現状とラボ経営について」(労働集約型産業からの脱却)
発表者 ケン・デンタリックス株式会社 代表取締役 松浦 賢治 氏
CAD/CAMシステムの現状とラボ経営について(労働集約型産業からの脱却)
ケン・デンタリックス株式会社
代表取締役 松浦 賢治
昔は,テレビ・冷蔵庫・洗濯機などの『三種の神器』とたとえられた製品群や,1980年代以降で言えばパーソナルコンピュータやその周辺機器は,市場に出始めた時点においては新しく先進的な分野の製品でした.しかし,現在では商品の特徴が少なくなり画一化されてきているのは周知の通りです.
マーケットの成熟,技術の標準化などにより,どの会社の商品も同様の機能を備え似たような商品が量産されることで,購入者は,より価格が安い商品を求めるようになり価格が下がります.パーソナルコンピュータの分野では,規格や仕様を統一して互換性を持たせた製品が多いため,コモディティー化を起こす傾向が強くなります.
一方,歯科技工における補綴物は,一品一様の巧みの世界ですがCAD/CAMシステムの進化に伴い,特殊な補綴物や矯正装置を省き一般産業界のように機械化の波が訪れています.
私達のラボでは,14年前のKaVo エベレストシステムの導入をきっかけに,様々なCAD/CAMや3Dプリンターを導入してきました.そういった装置をどのように活用しラボ経営を行っているかについてお話したいと思います.