「チェアサイド用CAD/CAMシステムの現状と今後について」
【日 時】
平成26年11月21日(金) 午後7時00分~午後8時45分(受付は6時30分~)
【場 所】
一般社団法人 神奈川県歯科技工士会事務所 大会議室
横浜市西区平沼1-40-17 (モンテベルデ横浜201号)
【内 容】
◆テーマ 「チェアサイド用CAD/CAMシステムの現状と今後について」
◆発表者 シロナデンタルシステムズ株式会社
プロダクトマーケティング部 川松 上総 氏
チェアサイド用CAD/CAMシステムの現状と今後について
シロナデンタルシステムズ株式会社
プロダクトマーケティング部 川松 上総
昨今,CAD/CAM冠保険導入に伴い,益々歯科用CAD/CAMシステムの認知度も高まって参りました.シロナ社は約30年前に歯科用CAD/CAMシステムをチューリッヒ大学での研究を下にドイツシーメンス(現在のシロナ)より製品名「セレック」として世に登場させました.
「セレック」はチェアサイドでセラミック修復をその日に終えるというのが一番の特徴で,ヨーロッパ先進国から普及が始まり,現在アメリカ歯科市場においても欠かせない補綴修復方法として位置づけされています.日本市場において,ラボサイドCAD/CAMシステムは過去数年に渡り急速に普及する中,いよいよチェアサイドCAD/CAMも注目されつつあります.
チェアサイドCAD/CAMといっても院内で完結できることには限界があり,先日のデジタル学会のテーマにもなりました,intra oral scanner(IOS)を使って,いかにチェアサイドとラボサイドをデジタルプラットフォーム上で連携を図れるようにするかが今後の鍵となります.
チェアサイドCAD/CAMセレックが院内で出来ること.また院内で完結するにはどのような院内環境が必要か.またデジタルでラボと連携を図る場合にどんな方法があるのか.
セレックの現在最新IOS(正式名称セレックオムニカム)は第五世代目になり,ハードフェア及びソフトフェアも随分と進化しました.セレックがもつ最新機能やソフトフェアのバリエーション,また使用可能なマテリアルについても解説します.
近々クラスⅡ「デジタル印象採得装置」としてintra oral scanner(IOS)の薬事承認を得るメーカも徐々に増えてきます.今後のチェアサイドCAD/CAMの普及はどうなるのか.またデジタルデンティストリーはどのような広がりを見せるのかを,今回はシロナが持つデジタルソリューションを1つの例に解説いたします.
最後に実機を用いて,セレックのデモンストレーションを行います.